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TikTokを運営する中国ByteDanceが傘下のゲームブランド「Nuverse」を閉鎖すると、ロイターやブルームバーグが報じています。
Nuverseは、ByteDanceが2019年に設立したゲームブランドで、当時は同じ中国の大手企業であるテンセント・ホールディングスに対抗するものとして注目を集めていました。同ブランドからはこれまでに『マーベル・スナップ』や『アース:リバイバル』などのモバイルアプリがリリースされています。
報道によると、ByteDanceは12月までに未リリースのタイトルに関する業務を停止し、発売済のタイトルについては他社への売却も含めた「撤退の方法を模索」するとのこと。
なお、同じくByteDanceのゲームブランドでカジュアルゲームを提供するOhayooは存続するようです。
Nuverseブランドからは、今年9月に新作タイトル『ドラゴンエア:サイレントゴッズ』がリリースされたばかり。『アース:リバイバル』においても、今後の大型アップデートや2024年に実施予定のIPコラボ等が予告されていました。
『マーベル・スナップ』のX公式アカウントはこの報道を受け、「一部のプレイヤーより、Nuverseの変化に関する懸念の声が寄せられております。Nuverseがどのような変化を遂げようとも、『マーベル・スナップ』は今後も運営され、繁栄していくことをお約束いたします!」とポスト。ユーザーからは「安心した、ありがとう」「でも、なぜそう断言できるのか?」「Nuverseを解雇された人がいたとしても、十分な報酬を得ているか、すぐに新しい仕事が見つかることを願っている」など、様々な反応が寄せられています。