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クオンタムソリューションズがゲーム事業を本格化―独占配信権を取得し、日本国内の配信再許諾を検討中

中国発の『サンクタス戦記-GYEE-』はLGBTQ+コミュニティから高い支持を得ています。

企業動向 発表
クオンタムソリューションズがゲーム事業を本格化―独占配信権を取得し、日本国内の配信再許諾を検討中
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クオンタムソリューションズは、連結子会社のQuantum Solutions Asia Limited(QSAL社)にて、中国発の3Dターン制コンバット&恋愛シミュレーションゲーム『サンクタス戦記-GYEE-(以下、GYEE)』の独占配信権を取得し、ゲーム事業を本格的に展開することを発表しました。

QSALは上海軒跃商務咨詢有限公司との間で、『GYEE』の5年間にわたる独占的なグローバル配信権およびサブライセンス権を無償で取得する契約を締結しました。この契約に基づき、QSALは配信期間中に得た運営収入の50%をライセンス料として上海軒跃に支払うことになります。

『GYEE』は、独自IPを持つ3Dターン制コンバット&恋愛シミュレーションゲームで、そのキャラクター設定や物語性からLGBTQ+コミュニティーを中心に高い支持を得ているといいます。

本契約締結の背景には、QSALが2024年5月に、GYEEの開発コアメンバーであるMike Gan氏を戦略的パートナーとして招聘したことがあります。Mike Gan氏は『GYEE』の開発メンバーであり、このゲームコンテンツの価値を最大限に引き上げる最適なパートナーと判断されたこと、またクオンタムソリューションズには国内外で名を馳せたゲームクリエイターである田畑端氏が在籍していることが、上海軒跃がQSALを『GYEE』の配信主体として適切と判断した要因の一つとのこと。

QSALは現在、日本での『GYEE』配信権を以前の日本地域パブリッシャーのA PLUS JAPAN(発表では「A社」と記載)に再許諾することも検討しており、これが実現すれば収益の一部を配信費として差し引いた上で残りの収益をQSALが受け取る形になる見込みです。

QSAL社は今回の契約締結を、ゲーム事業の発展に向けた新たな取り組みと位置付けています。今後、QSALはMike Gan氏や上海軒跃と協力しながら、『GYEE』の多言語版開発や新たなミニゲームの展開も計画しており、グローバル市場でのさらなる成長を目指しています。

ゲーム業界において多様性やインクルージョンの重要性が高まっている中、LGBTQ+をテーマにした『GYEE』の独占配信権取得は、同社のゲーム事業戦略における重要な一歩となりそうです。

《GameBusiness.jp》

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