
eスポーツのトーナメントを主催するESL FACEIT Groupは、ESL Pro Tour主催の下で2025年と2026年に開催される『カウンターストライク』の大会に少なくとも2,200万ドル(約33億円)を投じると発表しました。
ESL FACEIT Groupは、サウジアラビアの政府系ファンドが所有するSavvy Games Groupが世界最大級のeスポーツ会社ESLとeスポーツプラットフォームFACEITを買収して設立しました。
同グループは「すべてのチームとプレイヤーのために『カウンターストライク』へ長期的な投資を行うことを約束する」としており、資金のうち1,100万ドルは、ESL Pro Tourサーキットに参加するチームに対して年間を通して提供されます。また、これまで同様に、世界各地で開催される大会に参加するための航空券、宿泊施設の利用料、各種練習などにかかる費用も引き続き提供されるとのことです。
資金提供の発表とともに、2025年のESL Pro Tourサーキットの詳細が明らかにされました。2025年1月と7月に開催される「IEM Katowice 2025」と「IEM Cologne 2025」をシーンの頂点である「ESL Pro Tour Championships」と位置付け、両大会への出場権をかけて戦う「ESL Pro League」、「IEM Dallas」、「IEM Chengdu」、「IEM Spring」が「ESL Pro Tour Masters」として位置付けられています。前述の資金は、これらの大会の優勝チームに贈られる報奨金にも充てられるとのこと。
『カウンターストライク』シリーズは2024年でシリーズ25周年を迎えましたが、その勢いはまだまだ盛んなようです。