
マレーシアのアンワル・イブラヒム首相は、同国の2025年度国家予算案において、2億3,000万リンギット(約80億円)を超える額をeスポーツを含む国内スポーツの振興に投入すると発表しました。同国のベルナマ通信が報じています。
予算は各国際大会に向けたアスリート/パラアスリートのトレーニングの準備などに充てられるほか、国内サッカーの発展を支援すべく、マレーシアサッカー協会と協力してハリマウマラヤ(ナショナルチーム)、18歳以下、13歳以下のチームなどに1,500万リンギット(約5億2,000万円)が割り当てられます。
アンワル・イブラヒム首相は、eスポーツの人材育成やエコシステム強化のために2,000万リンギット(約7億円)を投入することに政府が合意したともコメントしています。
同首相は自国のアスリート/パラアスリートたちを「多民族・多宗教国家である私たちが成功を引き寄せるための団結の精神を持っている」と評しており、その強みを生かすため一層のスポーツ振興を図るなかにeスポーツも含まれている…という形のようです。