任天堂は2月5日、「2025年3月期 第3四半期 決算説明会(オンライン)質疑応答」を公開しました。その中には、ニンテンドースイッチ2の価格や生産計画、初年度出荷予定数など関連の内容が含まれています。
「スイッチ2」の価格帯に任天堂の考え方は
「昨今のインフレや為替状況、国内外の価格差を考慮した「スイッチ/スイッチ2」への価格帯についての考え方に変化はあるか」に対しての回答は、「足元でインフレが進んでいることに加え、2017年のスイッチ発売当時とは為替相場の環境も大きく変わっていることを認識。任天堂製品に期待される購入しやすい価格についても考慮しなければならない」とし、現時点で具体的な価格は発表できないが、スイッチハードウェア価格の変更予定はない、とのことです。
スイッチ2の生産数計画、初年度の出荷台数について
2024年にスイッチ2は「初期需要を満たすだけの数を生産する」と説明された点について、質疑ではこの生産計画に変化はないのか?の初年度出荷台数は最大どれぐらいになるのかについて問われると同社は、初年度出荷台数については当期の期末決算発表のタイミングで、来期の業績予想を開示する際にお話しできればと回答するにとどまりました。
また生産数については、初期需要やその後の需要がどの程度になるのかは、「4月2日の Nintendo Directでの情報発信後の反響や、体験会を通じてのお客様の反応を見つつ見定めていきたい」「スイッチの時と同様、急速に生産キャパシティを増やすのは簡単ではない」としています。
今後のスイッチ向け新作タイトル発表は?
現在も多くのユーザーがスイッチを購入し、後継機発売後もスイッチ向け新タイトルの発表を期待しているのではという問いに、スイッチ向けの(定番タイトル以外の)魅力的なソフトを発売したいとしながら、「新ハードの立ち上げにおいては専用ソフトが非常に重要です」とも回答しています。
資料ではこのほか、ゲーム専用機ではなくスマホの台頭やスイッチ向けソフトの予想販売本数の下方修正した背景といった、質疑応答への同社の回答が確認できます。