Unity Technologiesは、iPhone、Wii、PC、Mac、Webアプリケーション用に提供しているゲームエンジンの「Unity」の最新バージョン2.3を公開しました。バージョン改定に伴い、これまで199ドルで「Unity Indie」として販売していたパッケージを「Unity」と名称を変更し無償化。一方でプロ用の「Unity Pro」はこれまで通り1499ドルで販売を継続します。最新バージョンでは、より大きなプロジェクトの開発にも対応できるような拡張が行われていて、外部のバージョン管理ツール、SubversionやPerforceなどに対応しています。また、マイクロソフトのVIsual Studioとの統合で「IntelliSense」(関数名などの自動補完)が利用できるようになります。また、Proの方でもグラフィックやエフェクト関連の強化が行われているとのことです。Unityは2005年に提供開始されてから、1万以上のゲーム開発者に利用されていて、特にiPhone向けには多くの実績があり、325タイトル以上で利用されています。最近ではトップ10入りも果たした『Zombieville USA』や、ゼペットのリリースした『iCarShoot』でも利用されています。「Unityは常にインタラクティブコンテンツの制作者にとってベストな統合環境であるべきだと考えています。最新バージョンによって、Unityは成熟し、ゲーム開発者にとってすぐさまコンテンツの制作に取り掛かれるツールとなっただけでなく、無料での提供を開始することによって、金銭的なハードルも取り除きました」とCEOのDavid Helgason氏は述べています。