任天堂の岩田聡社長は、30日に開催された任天堂の経営方針説明会の中で、実験的ながにWiiウェア(Wiiショッピングチャンネル)に体験版を導入することを明らかにしています。ちょっと実験的に、「Wiiウェアにもし試遊版があったらお客さんは広がるだろうか」ということで来月にも(少数のソフトで)実験をするつもりなのですが、ただ、私自身は、実は試遊版は決定的な答えだとは思っていません。恐らく、用もないのにそういう場所(WiiショッピングチャンネルやDSiショップ)に行く理由ができない限りは、デジタルに物を売るということは盛んにならないと思っています。この発言はWiiやDSのネット接続率についての質疑の中で飛び出したもので、磐田氏は、WiiやDSではデジタル流通が今のところ大きな市場になっていないと認めた上で、体験版のような施策を考えていることを表明しています。その一方で、「恐らく、用もないのにそういう場所(WiiショッピングチャンネルやDSiショップ)に行く理由ができない限りは、デジタルに物を売るということは盛んにならない」ともしていて、あくまでも実験的な試みの一つのようです。また、完全にゲームがデジタル流通化するかという点に関しては、20年後には分からないが、5年後では無理で、「相当に時間がかかるだろう」としています。