切り紙世界を冒険するゲームの作者は「任天堂はオンラインへの考え方を変えなければならない」といいます。紙で作られた世界を旅するアクションゲーム『And Yet It Moves』はPCやWiiウェアなどで発売されていますが、作者のFelix Bohatsch氏は、開発環境が大手よりも「ユルい」ものであったと語ります。「僕はしっかりしたデザインドキュメントのある大きなデベロッパー(開発会社)で働いていたわけではありません。その反対にあるユルい仕組みからスタートしていて、役職もマイルストーンもデザインドキュメントもありませんでした。インディのシーンでのクリエイティビティは情熱と柔軟性にあるというのが僕の意見で、もしあなたが小規模なスタジオの柔軟性を持つなら、あなたに都合のいいように働く環境を作ることができ、大きな結果を生み出せるでしょう」氏は任天堂のオンライン施策とWiiに関して厳しい提言を行います。「僕が第一に思うのは、任天堂内部の重要な役職の人々はオンラインに関する考え方を変える必要があるということです。彼らがオンラインの力を信じない限り、ショップチャンネルや他の何も良くならないでしょう。任天堂ハードの目的が任天堂ゲームを遊ぶことである限り、何も良くならないといってもいいかも知れません。Wiiにおいて彼らはサードパーティのデベロッパーを必要としておらず、ユーザーも皆、任天堂ゲームのためにゲーム機を買っていました。Wiiウェアは付け足しか継子のようなものであり、他社がダウンロードショップを持っていたから入れられたのです。しかしニンテンドー3DSではオンラインに関する考え方が変わったように見えます。ニンテンドー3DSでは組み込みで楽しいオンライン経験を約束していますから、彼らが何をオンラインで何を配るか見てみましょう」氏が指摘した部分の改善が図られているのがニンテンドー3DSのようですが、特にダウンロード配信がどうなるかは注目すべきポイントでしょう。
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