SCEA(ソニー・コンピュータエンタテインメントアメリカ)は、「機能がだんだん消えていくビデオゲームデモンストレーションプログラム」の特許を取得しました。ゲームのデモ版には機能制限が施されますが、このデモは完全に近い状態で供給され時間や様々な条件をトリガーとして機能が消えていきます。レースゲームであれば選べるコースが少なくなったり車の最高速度が下がったり、RPGなら主人公の武器が弱くなったりという例が挙げられています。もちろん、完全版を購入すれば失われた機能はプレイヤーの元に返ってくるので問題なくゲームを遊べるというわけです。SCEAはUSPTO(米国特許商標庁)へ提出した書類において「デモ版が販売を促進する」ものの「機能を制限することでゲームの完全な経験を提供できず、ビデオゲームを完全かつ正確には販促しない」と従来のデモ版の問題点を指摘。「完全にゲームの機能を提供するデモ版を勧めることは望ましいかも知れない」と結論づけています。先日BLITZ Digital Studiosが発表したレポートでも、ゲーマーが購入時に重視するのはデモ版と口コミであるとする結果が出ており、「だんだん消えていくデモ」はデモ版に新たな可能性を生み出すものとなりそうです。
「高くても売れる」PS5 Pro効果でハード販売23%増―新CEOが描くソニーの"脱コングロマリット"戦略【ゲーム企業の決算を読む】 2025.2.21 Fri ソニーのゲーム&ネットワークサービス分野(以下ゲーム事業…
「Ragdollではありません、Latentです」キャラクターが自力で踏ん張る! リアルな物理アニメーションを生成する技術「Latent」のデモが12月に公開予定 2024.11.15 Fri ティーザー映像ではキャラクターが転ぶのを踏ん張ったり、坂道…