米国の調査会社NPDグループは、2009年Q3のパッケージ販売とダウンロード販売の比率を調査しました。パッケージ販売及びレンタル(海外ではゲームレンタルが合法)は販売の90%を占め、内79%がパッケージ販売だったとのことです。これはPCやMacintosh、携帯電話や携帯ゲーム機を含んだ数値とされています。パッケージ販売とダウンロード販売の両方を利用するユーザーの年齢は若く、その70%が35歳以下。こうした「デュアルフォーマット購入者」は全ユーザーの19%に過ぎないものの、ユーザー全体の購入額の40%を占めているとのこと。最も人気があるゲーム機はPC及び据置ゲーム機であり、スマートフォンをゲームに使う割合はまだまだ低いとのこと。携帯機と据置ゲーム機の両方を使う場合でも、iPhoneよりもニンテンドーDS、PSPといったパターンが多かったとのことです。レポートでは著作権侵害に関しても言及されています。違法ダウンロードを行った人の割合はユーザーの4%であり、その比率は音楽業界に比べると小さいものとのこと。違法ダウンロードされたゲームの72%がPC及びMacintosh用であり、両機種における違法ダウンロード対策がより重要視されることとなりそうです。ダウンロード販売は大きな可能性を秘めているとされていますが、2009年Q3の時点ではまだまだパッケージ販売が主流である模様。目を引くのがパッケージ販売とダウンロード販売両方を利用する「デュアルフォーマット購入者」の活発な購入活動。ダウンロード販売はヘビーユーザーから浸透していることが数値として表れているといえるでしょう。
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