Steamを運営するValveに対し集団告訴―「競争排除」とユーザー1,400万人への過大請求をしたとして | GameBusiness.jp

Steamを運営するValveに対し集団告訴―「競争排除」とユーザー1,400万人への過大請求をしたとして

ゲームをダウンロード販売するプラットフォームがパブリッシャーに課するロイヤリティの適性値はどこにあるのでしょうか。

市場 デジタル流通
(Steam 公式HPより)
  • (Steam 公式HPより)

世界最大のPCゲームダウンロード販売プラットフォーム・Steamを展開するValve Corporationが、イギリスにおいて6億5,600万ポンドの集団訴訟を受けていると、BBCが報じています。

原告であるデジタル権利運動家のVicki Shotbolt氏がロンドンの競争審判所に提出したこの訴訟は、Valveがゲームのパブリッシャーに対して他のプラットフォームでより安い価格で販売できないようにする、いわゆるプライス・パリティ義務に同意するよう「強制」し、英国の競争法に反していると主張するものです。

さらに、Steamがそれを盾にしてパブリッシャーから最大30%という大きなロイヤリティを徴収している構図が、販売されるゲームやアドオンコンテンツの高額な料金設定につながっている(英国1,400万人のSteamユーザーへの過大請求になっている)と訴えています。

Steamのロイヤリティ設定は、今回にかぎらずしばしば批判にさらされてきました。そうした声を受けてのものか、Epic Gamesが2018年から展開しているPCゲーム販売プラットフォームのEpic Gamesストアはロイヤリティが12%に設定されています。

しかし、詳細な数字は不明ながら、PCゲーム市場は今もSteamが圧倒的なシェアを誇っていると見られています。

《蚩尤》

汎用性あるザク系ライター(が目標) 蚩尤

1979年生まれのファミコン直撃世代。スマホゲームもインディーズも大型タイトルも遊びますが、自分と組ませてしまって申し訳ないという気持ちやエイミングのドヘタさなどからチーム制のPvPやFPS、バトロワが不得手です。寄る年波…! ゲームの紹介記事に企画記事・ビジネス寄りの記事のほか、アニメなど他業種の記事もやれそうだと判断した案件はなんでも請けています。任天堂『ガールズモード』シリーズの新作待機勢。

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