3Dのゲームが成功する鍵とは果たして何でしょうか?EA SPORTSの最高責任者であるPeter Moore氏は3Dを活用したスポーツゲームの開発に意欲を見せています。Moore氏は海外ゲームサイトCVGのインタビューに対し、3Dという革新はゲーム業界に大きな機会をもたらすものであるとコメントしました。「ジェームズ・キャメロンが映画「アバター」でやったように、3Dを念頭に置いてゼロからゲームを組み立てなければならない。今まで見たゲームの中に、そのように作られたものはなかった。彼らが作ったのは普通のゲームを3Dにしたものだった」とコメント。3Dのゲームは既存のものとは異なったコンセプトであることが必要との見解を明らかにしました。5年ほど前にHD対応のゲーム機が出た際、技術の違いを見せつけたのはスポーツゲームである、とMoore氏。「一旦3Dが我々に意味することを理解できるなら、EAはスポーツを信じられないほどイマジネイティブな方向で甦らせることができる」と3Dがスポーツゲームに大きな貢献をできるとの考えを語りました。大手スポーツ専門チャンネルESPNは3D対応チャンネルをスタート、今年6月よりワールドカップなどを3Dで中継するなど、3Dはスポーツ界に大きな動きをもたらしていますが、Moore氏によればスポーツゲームも例外ではない模様。3Dの映像とスポーツゲームは迫力という点でも相性がよいと思われますが、氏自身が課題として挙げる「3Dならではのコンセプト」をどのように表現するのかが注目されます。
KLabの2024年度上半期は3割の減収、EAと共同開発の『タクサカ』の売れ行き次第で経営体制の変更もありえる?【ゲーム企業の決算を読む】 2024.8.26 Mon KLabの業績不振が鮮明になってきました。