チケットさえあれば誰でも入れるDevelopers Nightは毎年人気なのですが、今年の人気は異常でした。チケットが初日のセッションが始まる頃には売り切れてしまう異常事態。どうやらCEDECの参加者自体が昨年を大きく上回る数字で、自然とパーティの参加希望者も増えたということのようです。
残念ながらチケットをゲットできなかった方のためにプチレポートしてみます。
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吉岡委員長 |
パーティの醍醐味はその雰囲気。CEDEC AWARDSでは緊張の面持ちでスピーチをしていた吉岡委員長も、来場者数大幅増に上機嫌なのか、ニコニコです。今年は来場者の幅も広がり、海外からの参加者や、研究者の方も多数来場しているようでした。
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齋藤副委員長 |
司会をしている齋藤直宏副委員長も何だか楽しそう。
乾杯はサイバーコネクトツーの松山洋社長へバトンタッチ。すぐに乾杯へと移るかと思いきや、「乾杯の準備ができたらコップは一旦置いて下さい」と俺はいっぱい話すぞーと宣言。「私もお勉強が好きな方ですが、うちのスタッフも、全体160人の中から20人もCEDECに来ています」と自己紹介(ちなみにサイバーコネクトツーは8セッションも実施)
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語る松山社長 |
「わりと元気のない業界だと感じています。今までのやり方では通用しないということが認識されてきたのではないでしょうか」とジャブを入れ、ここからが本番。「我々日本人は欧米に負けたと認めること。これがスタートです」と話すと会場はざわざわ。「日本人は負けた後が強い。必要なのは努力、工夫、そして勇気です。一緒に盛り上げていきましょう」
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かんぱーい! |
後はフリードリンク、フリーフードで食べながら談笑。来場者が増えてちょっと客層が変わったのか、例年より名刺交換が目立つような気もしました。
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押見氏 | ブースの様子 |
会場ではCRI・ミドルウェアがブースを出展し、今回のCEDECで一押ししている「ADX 2」の映像を上映していました。同社の押見正雄CTOは「初代ADXは15年前の製品で、最初の採用タイトルは忘れもしないセガサターン『グランディア』でした。以来思えば多くの製品のお手伝いをさせていただきました。ADX 2では更に新しい時代のゲーム音楽を皆さんと共に作っていくつもりです」と話していました。
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河崎氏 |
また、Developers Nightのプラチナスポンサーとなっているエピック・ゲームズ・ジャパンの河崎高之社長も登壇。「世界を代表するテクノロジーであるUnreal Engineで、苦しいと言われる日本のゲーム産業が再び力を取り戻すお手伝いがしたい」と話しました。
会場ではアドバイザリーボードの板垣貴幸氏による突撃インタビューなども行われ、和やかな雰囲気でした。CEDECもあと1日。頑張っていきましょう!
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