東京ゲームショウでは日本ゲーム大賞アマチュア部門の表彰式が行われました。201本がエントリーした中から9作品に絞り込まれ、ここから佳作・優秀賞・大賞が選ばれるという狭き門。大賞の座を射止めるのはどの作品になるのでしょうか?■佳作『EUROPA』(名古屋工学院専門学校 チーム機密文書)『新体操』(日本電子専門学校 新体操運営本部)『NEON』(HAL大阪 城 佳邦氏)『FINGER BATTLEFIELD!』(日本電子専門学校 鵜澤 友樹氏)『レムと魔法のマフラー』(東京コミュニケーションアート専門学校 Okuty's Factory)『EUROPA』:ハイセンスな画面と直感的な操作が特徴のSLG。『新体操』:棒人間が体操技で障害を突破するアクション。『NEON』:タッチペンでボールを動かして光のスポットを消すパズルアクション。『FINGER BATTLEFIELD!』:タッチを駆使したリアルタイムSLG。『レムと魔法のマフラー』:魔法のマフラーで空を飛ぶアクション。個人制作あり、チームありと多彩な制作環境。「1年間、このステージに上がるためだけに制作してきた。祝日・平日関わらず技術を教えてくれた先生に感謝したい」(Okuty's Factory代表)など、受賞者のいずれも大きな喜びを表現していました。■優秀賞『GRAVIS』(日本工学院八王子専門学校 O.M.I)『SAND CRUSH』(東京工芸大学 UWAY)『Charlotte』(尚美学園大学 Team Charlie)『ブロッくる』(東京工芸大学 Libre Head)『GRAVIS』:不規則に崩れるブロックを積み上げる落ちものパズル。フィールドを揺すって連鎖を起こすことも。『SAND CRUSH』:2本のアナログスティックで2つのボールを操作するアクション。敵を挟み込んで倒す一風変わったシステム。『Charlotte』:モノトーンの画面が印象的な横スクロールアクション。主人公を停止させ「気化」することで様々な難関を越えていく。『ブロッくる』:フィールドを回転させながら主人公をゴールへ導くアクション。ポップな画面と練り込まれたバランスが特徴。優秀賞はいずれもチーム制作。分かり易いゲームシステムにひと味違ったアイデアを加えたハイレベルな作品がそろいました。「私たちは学生でありながら職人。作っていないと死んでしまうので、今後も精進していく」(Team Charlie代表)「企画が一人しかいないので頭がすり切れるまで考えた」(Libre Head代表)など、受賞コメントにも貫禄が見えます。■大賞『SAND CRUSH』(東京工芸大学 UWAY)東京工芸大学は昨年の『BAMBOONO』に引き続いての大賞受賞。プレゼンターを務めたエンターブレインの長田英樹氏は「“挟み込む”というアイデアだけで走りがちだが、ステージ構成やバランス、テンポが練り込まれており、商品化されていてもおかしくないくらいのクオリティ。これからも、もっと若々しく荒削りな作品を作って欲しい」と賞賛しました。
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