コナミの発表した平成22年3月期第2四半期の業績(米国会計基準)は、売上高1157億6300万円(前年同期比+1.6%)、営業利益80億5000万円(+74.6%)、税引前純利益72億2700万円(+79.4%)、純利益41億9200万円(+87.8%)となりました。主力となるデジタルエンタテインメント事業では、カードゲームが縮小した一方で(売上高で143億円→109億円/前年同期比)、ゲームソフトが好調でした(208億円→266億円)。全体での営業利益は45億円→46億円とほぼ前年通りでした。ゲームソフトの販売本数が大幅に増加していて、全体で1005万本(589万本)。地域別でも日米欧共に増加しています。ワールドカップの影響もあり、サッカーゲームが125万本→344万本と牽引。メタルギアの新作があった事も影響しています(35万本→147万本)。堅調に事業を拡大しているゲーミング&システム事業(カジノ)は、北米以外でも中南米や欧州、アジアへも拡販するため代理店網を整備中です。スポーツクラブなどを運営する健康サービス事業では売上高は微増(434億円→438億円)でしたが、コスト改善を進めた結果、営業利益は3億円→8億円となっています。下期では小島プロダクションが監修する『Castlevania 〜Lords of Shadow〜』や『ウイニングイレブン』最新作が予定されます。また、北米や欧州向けには音楽ゲームを展開。アミューズメント機器では3Dテレビを搭載した『METAL GEAR ARCADE』などが登場。電子マネー「PASELI」も普及させていきます。通期業績は売上高2850億円、営業利益245億円、純利益135億円を据え置いています。
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