競売に出されていたゲームエンジン「Gamebryo Lightspeed」を含むEmergent Game Technologiesの資産。昨日、買い手が決定したとお伝えしましたが、韓国のGamebaseが買い取ったと各メディアが報じています。Gamebaseは韓国におけるEmergentの長年のパートナーで、同国での普及に貢献してきました。韓国ではオンラインゲームを含む様々なタイトルの開発に「Gamebryo」が採用されていて、市場としても有望な一国です。Gamebaseは新たに会社を設立し、「Gamebryo」のビジネスを開始する予定。代表にはEmegentで販売担当のバイスプレジデントを務めたDavid Brame氏が内定しているとのこと。Gamebase代表のJ.Y. Park.氏は「まずは会社の基礎固めをするつもりです。パートナーと強固な関係を結び、素晴らしいカスタマーサービスを実施することです。今後数週間で世界中のパートナーに対して今後の計画について話をするつもりです」とコメント。Emergentの前CEOのScott Johnson氏もGamebaseへの移管に協力していくとのこと。「Gamebryo」は『Fallout 3』『The Elder Scrolls IV: Oblivio』『Warhammer Online: Age of Reckoning』『Civilization Revolution』『Bully』など様々な大作タイトルにも採用されてきたゲームエンジンです。国内でも複数のラインが動いているということで、開発現場の皆さんは一安心といったところでしょうか。国内では今後もIGMが代理店として拡販していくことになると思われます。