米国のレーティング機関、ESRB(Entertainment Software Rating Board)が家庭用のダウンロードゲームのレーティングの方法を、これまでの被験者による体験プレイから発売元の申告による自動評価に変更すると発表しました。これはESRBで評価すべきゲームタイトル数が飛躍的に増加していることへの対応策。デジタル流通の進展によってESRBのカバー範囲が増加し、現状のシステムでは対応できなくなったことが背景にあります。新しい評価方法では、ゲームの発売元は一定の形式のアンケートにゲーム毎に回答します。ここでは言語表現や性的表現などの有無がリスト化されていて、この回答からスコアリングを行い、自動的にE、M、Tなどのレーティングが決定されます。この回答で虚偽の報告をしたり過小評価を行うと罰則があるとのこと。新しい方式は既にスタートしているとのこと。ただし、ダウンロード以外のパッケージゲームではこれまで同様の方式でレーティングが決定されます。ESRBのレーティングは現在、アップルのAppStoreやFacebookのソーシャルゲームなどでは適用されていませんが、そうした種類のゲームもカバーすべきという議論があります。そうした場合は更なる数の増加も予想され、今回の変更はそれに備えた面もあるかもしれません。
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