JPモルガン証券は10日、「ゲーム・インターネットセクター」のレポートの中で、第3四半期の同セクターはEコマース、広告、コンテンツといった事業で季節要因から概ね明るいものになっているが、ソーシャルゲームの成長性はピークに達しつつあると述べています。個別企業では、ディー・エヌ・エーについては内製ヒット不足でARPU増加は難しく、カードコレクションタイトルのリリースが待たれると評価。グリーはARPUの増加が顕著だが、海外プラットフォーム展開がどこまでのコスト負担になるか、投資回収時期がいつになるか注目されるとコメント。ミクシィについてはmixiゲームのリニューアルから「既に一部ソーシャルゲーム開発会社をミクシィをグリーやディー・エヌ・エーに取って替われる存在と認識していることは好材料」とコメント。ARPUは前四半期と比べて大幅に増加すると予想しています。家庭用ゲーム機に関しては、任天堂について3DSの販売は好調だが対応ソフトの不足が依然懸念材料との指摘。通期の販売台数は会社予想では1600万台と計画していますが、同社は1260万台程度になると予想しています。
モバイルゲームのPC版リリースなど多角的な展開がカギに―Newzooの2024年ゲーム市場トレンド予測レポートより 2024.1.24 Wed 市場の飽和やユーザー獲得コストの上昇など、厳しい市場環境に…