CRI・ミドルウェアは、オリンパスイメージング製ハイエンドレコーダー「LS-100」に技術提供したと発表しました。CRIがインタラクティブなサウンド技術やノウハウを提供、ゲーム技術が組込み機器へ応用された初めての事例となります。「LS-100」は高音質を誇るリニアPCMレコーダー「LSシリーズ」の最新機種で、音楽制作を可能にしたハイエンドモデル。最大8トラックの同時再生・編集が可能なマルチトラック録音に対応し、楽器やボーカルを個別に録音し編集することで、楽曲制作も簡単に行うことができます。さらに外付けCDドライブを接続することで、PCを使わずに本体から音楽CDの作成も行えます。CRIは「LS-100」向けに、「再生速度変更」「チューナー」「メトロノーム」「キーシフト」の機能を実現するため、CRIのオーディオミドルウェア「CRI ADX2」をベースとした、リアルタイム音声処理技術などを提供しました。「CRI ADX2」は2,300以上のゲームタイトルに採用されており、世界中のゲーム開発者の方々から支持されているミドルウェアです。これらの技術は、音程を変えずに1/2〜4倍まで再生速度をリアルタイムに変更したり、40〜208 BPMの範囲で、リアルタイムにメトロノームのテンポを生成したり、再生速度を変えずに音程を±6の範囲でリアルタイムに変更したりといったことを可能としたものとなっています。
追加コスト不要で立体音響を実装可能に―CRI・ミドルウェアが自社ソリューションの最新情報を解説【GTMF2024】 2024.7.30 Tue 世界で8,000以上のゲームソフトやスマホアプリの開発に採用され…