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CRI・ミドルウェア(以下、CRI)は、これまで日本国内限定で提供していた無償版サウンドミドルウェア「CRI ADX LE」を全世界向けに提供開始したと発表しました。世界中のインディーゲーム開発者に高品質なサウンド表現を可能にする技術を提供し、ゲーム開発のクオリティ向上を支援する狙いがあります。
ADX LEは、UnityやUnreal Engine5などの主要ゲームエンジンに対応し、マルチプラットフォーム開発に最適な統合型サウンドミドルウェアです。インタラクティブ・ミュージックなどの多彩なサウンド表現が可能で、2013年のリリース以来、多くのインディーゲームで活用されてきました。
これまでADX LEは日本国内での利用に限定されてきましたが、今回の全世界展開により、国境を越えて拡大を続けるインディーゲーム開発コミュニティをさらに支援するとしています。
さらに、2024年9月にブラウザゲームに対応するアップデートを予定しており、ブラウザゲームとしてファーストリリースし、その後プラットフォームを拡大していく開発手法にも対応できるようになります。
同社は、7月19日から21日まで京都で開催される日本最大級のインディーゲームイベント「BitSummit Drift」に出展し、ADX LEの最新デモを公開します。ブースでは、オープンソースゲームエンジンGodot Engine上での動作デモや、ブラウザ対応デモ、さらに小型携帯ゲーム機Playdate上での動作デモなど、多彩なプラットフォームでのADX LEの活用例を展示します。
また、ゲーム「PENNY BLOOD: HELLBOUND」のサウンドクリエーター弘田佳孝氏を招き、インタラクティブ・ミュージックの実装に関する講演も予定されています。