ノースカロライナ州立大学の研究チームが、ゲームが高齢者に与える影響について調査しその結果を発表した。それによればゲームは高齢者の能力向上に大いに役立つという。同研究チームは60〜77歳の高齢者のテスターを集め、まずは全員に同じ内容の反射神経や集中力、記憶力、空間認識力に関するテストを受けさせた。その後彼らを2つのグループに分け、片方だけに2週間連続で計14時間オンラインRPG『World of Warcraft』をプレイさせた。その後双方のグループに再度テストを行ったところ、毎日『World of Warcraft』をプレイしていたグループの成績が劇的に向上していたという。同研究チームのディレクターの一人であるAnne McLaughlin博士は以前よりこうした「ゲームが高齢者に与える影響」を研究しており、今回の調査も今後の論文・研究に生かされるとのこと。