2月5日、アマゾンデータサービスジャパンの開催するゲーム開発者向けイベント「GO GAME GLOBAL! 海外市場へ出るための運営とインフラ」が同社オフィスの目黒で行われました。本イベントでは、ディー・エヌ・エーのクロスボーダー推進部、佐野彰彦氏とパートナーアライアンス統括部、妻木泰夫氏が「海外市場の可能性とディー・エヌ・エーのサポート」と題して、主にソーシャルゲームの開発者を対象とした海外市場の動向とDeNAのサポート事例を紹介しました。
また、アメリカでは成功タイトルの展開パターンも既につかめているといいます。その基本戦略としては、ひとつのカードバトル系ゲームを成功させることで、同じようなゲームシステムを利用したタイトルを横展開していくことです。例えば、Mobageの『Rage of Bahamut』のヒットを参考にして、より人気のあるIPを使用した『Marvel: War of Heroes』、Mobage以外でも『Kingdoms of Camelot』を元にこれまた人気のあるIPを使用した『The Hobbit』などが挙げられます。ゲーム業界は当たり外れが大きく、リスクを抑え、確実にファンをつかむために成功しているゲームシステムを利用するのが重要だと、佐野氏は説明しました。
USランキングでは、内製と外製のゲームがバランスよくランキングの上位を占めています。いち早く海外でカードバトルゲームのヒットを飛ばしたCygamesの『Rage of Bahamut』はAndroidとiOSのランキングで1位を獲得し、内製の『Blood Brothers』もAndroidで1位を獲得するなど、成功を収めています。