ここまでプログラマのセッションが続きましたが、次に紹介した『Book of Spells』は作曲者によるセッションです。『Book of Spells』は『ハリー・ポッター』シリーズを題材にしたARゲームで、呪文書の上でPlayStation Moveを使って呪文を唱えるとさまざまなものが画面上に飛び出すというのがゲームの主軸になっています。
最初に紹介した『140』は、Independent Games Festival 2013でExcellence in Audioを受賞したタイトル。音楽に合わせてステージ上のギミックが動いたり、ビジュアルが変化したりするのが特徴となっています。ギミックに合わせてサウンドエフェクトを鳴らすのではなく、鳴り続ける音楽に合わせてステージが変化する様子はほかのゲームにはない新規性があります。プレイヤーは移動とジャンプ程度しか操作ができず、それらに伴ったサウンドフェクトが発生しないことも大きな特徴と言えるでしょう。『140』を実際に会場でプレイしたという岩本氏は、トレーラーを見るときが最大の興奮となってしまうゲームが多いが、本作はトレーラーと同じ体験ができるゲームであると本作にかける期待を口にしました。