「第14回ジャパンエキスポ」の3日目、ジャパンステージにて「初音ミク」を制作したクリプトン・フューチャー・メディア代表の伊藤博之氏が登壇し、今夏リリース予定の英語版を世界初披露しました。伊藤氏によれば、「HATSUNE MIKU ENGLISH」は音楽制作に必要な全ての機能をパッケージにした製品で、日本版と同じく声優の藤田咲さんが歌う英語データベース、ボーカルエディター「piapro Studio」、楽曲制作のためのワークステーション「Studio One Artst 2.5 piapro edition」、そしてピアノ、ドラムなどの音源集です。これらの組み合わせによって、英語でのボーカル制作から楽曲制作まで全てを買った日から行うことができます。また、「初音ミク」シリーズとして初めてのMac版も登場。音楽制作の現場ではMacが利用されているケースが多く、「さらにクリエイターが増えるのを期待しています」(伊藤氏)とのこと。「HATSUNE MIKU ENGLISH」の正式な発売日は後日公開とのことですが、会場では本製品を利用して札幌のクリエイターが制作した「Coming Together」という楽曲が公開。藤田咲さんによる英語ボーカルは、英語になっても紛れもなく初音ミクであり、ファンも満足する出来になっていると確信しました。大きく「初音ミク」の世界が広がっていくことになりそうです。
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