ソニー生命保険は、「親の介護と認知症に関する意識調査」を実施し、その調査結果を発表しました。「親の介護と認知症に関する意識調査」は、2013年10月23日〜10月27日に、40歳〜69歳の男女で、自身の父親か母親が存命の方を対象に行いました。調査方法はインターネット、調査地域は全国。有効回答数は、1,000サンプル(有効回答から1,000サンプルを抽出)で、男性・女性が各500名、40代・50代・60代が各166〜167名となっています。調査内容は、「自分の親の介護経験」「介護に関する親子のコミュニケーション状況」など多岐に渡りますが、インサイドでは「認知症予防に活用したいツール」の調査結果について取り上げたいと思います。まずは、「認知症」がどの程度正しく理解されているか調査した結果です。■「認知症について」・認知症は、加齢による物忘れではない:「知っていた」83.8%・認知症は、生活管理が予防に繋がることがある:「知っていた」77.88%・認知症は、発症しても症状が改善することがある:「知らなかった」35.8%全回答者(1,000名)に対し、認知症に関する説明文を提示したうえで、知っていたかどうか質問をした結果、「認知症は、加齢による物忘れではない」「認知症は、普段の生活管理が予防に繋がることがある」という事実に関して、多数の人に浸透していることがわかりました。次に、「認知症は、普段の生活管理が予防に繋がることがある」という事実から、「認知症予防のために活用したいツール」について調査したところ、卓上ゲームやアプリを活用したいと考えている人が多数いることがわかりました。■「認知症予防のために活用したいツール」「男性」・麻雀や囲碁などの卓上ゲーム:61%・脳トレアプリ:56%・計算ドリル集:51%・オンラインゲーム:38%「女性」・麻雀や囲碁などの卓上ゲーム:43%・脳トレアプリ:69.8%・計算ドリル集:67.6%・オンラインゲーム:49%「総合」・麻雀や囲碁などの卓上ゲーム:52%・脳トレアプリ:62.9%・計算ドリル集:59.3%・オンラインゲーム:43.5%この調査結果から、「認知症予防のために活用したいツール」として、男性には「麻雀や囲碁などの卓上ゲーム」、女性には「脳トレアプリ」の人気が高いことがわかりました。また、「対戦機能」により認知症予防の効果が期待されているツールである「オンラインゲーム」が、総合で約4割という結果になっています。楽しみながら活用できそうなツールに人気が集まる結果となった「認知症予防のために活用したいツール」。認知症予防に効果的なアプリやオンラインゲームの開発に、期待したいところです。※ソニー生命調べ(C)2013 Sony Life Insurance Co., Ltd. All Rights Reserved.