スクウェア・エニックス・ホールディングスは、平成26年3月期決算を発表しました。売上高1550億円(前年同期比4.8%増)、営業利益105億4300万円(前年同期60億円の赤字)、経常利益125億3400万円(前年同期43億円の赤字)となり、大きく黒字転換を果たしました。なお、アミューズメント店舗閉鎖による受取補償金約3.5億円を特別利益として計上したことや、開発中のゲームタイトルについて見直しを実施しコンテンツ評価損約17億円を特別損失として計上したことを主要因として、当期純利益は65億9800万円(前年同期は137億1400万円の当期純損失)となりました。 ◆セグメント別の状況■デジタルエンタテインメント事業家庭用ゲーム機では、『FFX/X-2 HDリマスター』、『Thief』(欧米のみ)、『トゥームレイダー ディフィニティブエディション』などが好調を博し、ブラウザゲームでは『戦国IXA(イクサ)』が貢献。スマートデバイスでは、『拡散性ミリオンアーサー』が、PS Vitaへのプラットフォーム拡大に加えて、韓国に続き台湾・中国本土でもヒットを記録。加えて、『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』が好調なスタートを切ったことも今期に大きく影響を与えました。また、『FFXIV:新生エオルゼア』のソフトウェア販売が好調だったほか、運営も堅調に推移したため、業績を後押しする形となりました。■アミューズメント事業『ロード オブ ヴァーミリオンIII』や『グルーヴコースター』(アーケード版)などの販売が好調に推移。アミューズメント施設運営も効率的な店舗運営に努めたため、売上高は前期3億5千万円の赤字から今期45億円の黒字へと転換しました。■出版事業一部人気タイトルの新刊が減少したことにより、前年同期と比較してコミックス単行本などの売上が減少。売上高は102億2800万円(前年同期比7.7%減)、営業利益は22億9300万円(前年同期比7.7%減)の結果に。■ライツ・プロパティ等事業自社コンテンツのキャラクターグッズ、サウンドトラックなどの販売・許諾に加え、他社の有力コンテンツのキャラクターグッズ化による品揃えの強化や海外展開による収益機会の多様化を図り、売上高は37億8600万円(前年同期比16.0%増)、営業利益は11億1500万円(前年同期比67.2%増)となりました。 ◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆また次期の見通しとして、欧米における市場の競争激化やスマートデバイスなどの急激な普及などを鑑みて大きな変革期にあると考え、事業構造・組織体制の改革を進めることにより新たな収益基盤を確立する取り組みを強力に進めていくとの姿勢を明らかとしています。
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