『Call of Duty』や『Skylanders』のパブリッシャーとして知られるアクティビジョン Blizzardですが、最高経営責任者であるBobby Kotick氏の解雇が、筆頭株主であるVivendi役員の間で昨年議論されていたことが、関係者のメールから明らかになりました。海外メディアIGNによると、この解雇提案は、ビベンディが保有する23.4億ドルのアクティビジョンシェアをKotick氏が捌けないのであれば辞任することになるという告発内容から明らかになったとのこと。「誰がクビにするのよ」とメールで投げかけたのは、当時のVivendi CEO、Jean-Francois Dubos氏。それに対し、同社の最高財務責任者でアクティビジョン会長を務めるPhilippe Capron氏が、「喜んで私がやろう。望むなら明日にでも」と返信したと報じられています。しかし、Kotick氏は計82億ドル分のシェア取引に成功。解雇を免れ、Activision BlizzardのCEOに留まっています。なお、これらのメール文は、Kotick氏と現アクティビジョン会長のBrian Kelly氏による不正取引をめぐり先月デラウェア州で行われた裁判と、株主による法廷書類から明らかにされたとのことです。