フランスの企業ヴィヴェンディ(Vivendi)は同社が保有するActivision Blizzardの全株式4150万株を11億ドルで売却したと発表しました。
『Call of Duty』や『Skylanders』のパブリッシャーとして知られるアクティビジョン Blizzardですが、最高経営責任者であるBobby Kotick氏の解雇が、筆頭株主であるVivendi役員の間で昨年議論されていたことが、関係者のメールから明らかになりました。
大手パブリッシャーのアクティビジョン・ブリザードは、総額81億7千万ドル(約8,170億円)にてフランスの親会社ビベンディ・エニバーサルから分離独立する契約を締結したと発表しました。
フランスのメディアコングロマリット、ビベンディが60%を保有するパブリッシャー大手アクティビジョン・ブリザードの売却先を模索している問題で、買い手探しには苦戦しており、Robert Kotick CEOらによるMBOも検討されているようです。
Bloombergの報道によると、フランスの大手メディア企業ビベンディが、子会社である米国ゲームメーカー、アクティビジョン・ブリザードの売却に本格的に乗り出したそうです。
Bloombergによれば、アクティビジョン・ブリザードの親会社でフランスのビベンディSAが10億ユーロの新規クレジットライン(融資可能枠)の設定に失敗したとのこと。欧州の債務危機により債務保証コストが増加していて、希望レートで折り合えなかったとのこと。