続いてバンダイナムコスタジオの斎藤氏は、2013年3月に設立されたバンクーバースタジオの取り組みについて紹介しました。同スタジオでは海外市場をにらんだモバイルコンテンツの開発や技術研究を、地域の大学群と連携して行っています。斎藤氏はカナダ進出では税制面での優遇措置などが注目されるが、同社にとっては副次的なメリットにすぎないと指摘。それよりも欧米文化で育った現地のクリエイターの開発力と、日本の課金・運営ノウハウの融合が狙いだといいます。実際に同社はバンクーバー市内にあるデジタルメディア教育のための専門大学院「Center for Digital Media」の敷地内にスタジオを設置。企業がクライアントとなって学生チームに仕事を発注する形で、ゲームアプリやサービスの開発を行っているそうです。