サン電子株式会社が、イスラエルのペタク・チクヴァに拠点を置くAR(拡張現実)企業のInfinity Augmented Reality(InfinityAR)の第三者割当増資に応じ、同社の株式の33.5%にあたる260万ドル(約3.1億円)の出資を決定した。Infinity ARは、2台のカメラをセンサーとして使用して現実空間と違和感なくイメージを重ねるAR/VR技術を開発している企業。左右のカメラで捉えた画像の差分から現実空間を3Dで取り込むことができ、合わせて物体の動きもとらえることができるのが特徴で、複雑なセンサー類を必要しないため電力消費を抑えられる利点もある。今回の資本提携に伴い、今後サン電子ではInfinity ARのAR開発プラットフォームを活用した新たなARコンテンツやソリューションの提供を行うと共に、他者へのライセンス提供も実施していくという。