ネットワークエンジンを開発するモノビットは、Unite 2015に合わせて「モノビットMOエンジン for Unity」を発表しました。一方の「MOエンジン」はMOやMOBA系のゲームを実装するために必要な機能を盛り込んだネットワークエンジン。ゲーム処理をサーバーとクライアントで並行駆動する事で、素早いレスポンスを実現。サーバー側で調停する事でチートを防ぎます。不正検知時の切断処理や、断線時の自動再接続、オフライン移行などネットワークゲームに必要な機能を揃えています。またモノビットでは幅広いゲームに対応した「モノビットREALTIMEエンジン」も提供中。これは家庭用ゲーム機からスマートフォンまでマルチプラットフォームに対応したリアルタイム通信エンジンで、高速・軽量な通信、安全かつ堅牢な通信のほか、ネットワークに対する深い知識がなくともロジックを実装できるインターフェイスを搭載し、容易な実装が可能となっています。モノビットエンジンは『城とドラゴン』(アソビズム)、『スゴロクモンスターズ』(アプリボット)、『クリスタルコンクエスト』(スクウェア・エニックス)、『家電少女』(アニプレックス)、『輪撃クエスロット』(山佐)といったタイトルに既に採用されているとのこと。「MOエンジン」は5月中の提供開始予定で、インディーや個人開発者、年商1000万円以下の法人向けには無償で提供の予定だとのこと。「REALTIMEエンジン」は現状では法人向けのみに提供中ですが、今年度中には個人開発者向けにも提供を開始するとのこと。スマートフォンでも本格的なネットワーク機能を備えたゲームが増えつつありますが、ネットワークゲームの開発には独自のノウハウが必要で、ハードルが高いジャンルでもあります。このようなエンジンが普及することによって、提供されるゲームの幅も広がっていきそうです。
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