トレーディングカード(TCG)からキャラクター、アニメ、ゲーム、そしてプロレスまで。様々なエンタテインメントを展開をするブシロードが、また驚きのプロジェクトを開始した。日本料理店の運営だ。しかも、店を構えるのは、日本から離れたシンガポールである。ブシロードは2016年4月22日に、シンガポールの中心地区に大阪料理「あら川」をオープンした。串かつや、刺し身、お寿司など提供する本格的な日本料理の店となる。料理長の荒川精一郎は、芦屋の串かつ店「あ~ぼん」でミシュラン一つ星を獲得した腕前を持つ。店はBugis駅とCity Hall駅、それぞれから徒歩5分、月曜日から土曜日までのランチとディナーの時間帯の営業となる。国内ではアニメ会社のufotableやプロダクション I.Gなどが自社で経営するレストランを持つ例はこれまでもあった。しかし、ゲーム会社が日本料理店、しかも海外で経営ともなればかなりのサプライズだ。TCGからスタートし、ゲームやアニメにも進出、さらに電撃的に新日本プロレスを買収するなど破天荒な事業を続けるブシロードらしいといえる。ブシロードは海外進出に積極的だが、エンタテインメントだけでなく食カルチャーも海外に届けることになる。今回のシンガポールという選択は、実際に近年のブシロードの海外戦略に結びついている。ブシロードは2011年にシンガポールに現地法人を設立、アジア地域へのTCG、日本コンテンツの展開の拠点としている。地元ならではのきめ細かなマーケティングを進める。さらに2015年からは大型イベントCharaExpoをシンガポールでスタートさせた。2016年は名称をC3 CharaExpo 2016と変え、さらに大規模になり、7月9日と10日の2日間開催し、3万人の動員を目指している。日本料理店の運営はこうしたシンガポールビジネスのひとつになる。シンガポールでは、C3 CharaExpo 2016以外にも冬には日本アニメの巨大イベントAnime Festval ASIAも開催される。日本のアニメ関係者にもお馴染みの街だ。そうした関係者が店に訪れることもありそうだ。あら川(ARAKAWA)住所:331 North Bridge Road#01-04 Odeon Towers, Singapore 188720http://www.facebook.com/ArakawaOsakaCuisine/
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