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ブシロードの稼ぎ頭だった、ゲーム事業であるデジタルコンテンツユニット(2025年6月期より「コンテンツユニット」に名称変更)が不調に見舞われています。
2024年6月期(2023年7月1日~2024年6月30日)は3割の減収。その前の期は2割の減収でした。開発費の先行投資が嵩んでおり、事業単体でおよそ25億円の損失を計上しています。
2024年は3タイトルのサービスを終了。1タイトルを運営移管しました。複数のコンソールゲームをリリースしているものの、売上が上向く兆しがありません。2D対戦格闘ゲームの大型タイトル『HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT』が、コンテンツユニットの今期業績のカギを握っていると言えるでしょう。
2024年8月13日には昨年発表した中期経営計画の取り下げを決議。ゲームの不振により、経営方針の大幅な見直しにも迫られています。
売上高は期首予想を50億円下回って着地
まずは会社全体の業績から見ていきましょう。
2024年6月期の売上高は前期比5.2%減の462億6,200万円、営業利益は同73.9%減の8億8,200万円でした。減収、大幅な営業減益での着地。なお、純利益は前期比60.8%減の8億400万円でした。