株式会社マーベラスは、平成28年3月期の決算(連結)を発表しました。オンライン事業の売上高は19,755百万円(前期比28.5%増)、営業利益は4,182百万円(前期比9.6%増)。コンシューマ事業の売上高は7,544百万円(前期比18.3%増)、営業利益は1,006百万円(前期比100.4%増)となりました。オンライン事業において収益に大きく貢献したのは『剣と魔法のログレス いにしえの女神』。香港、台湾などのアジア地域でサービスを開始し、リリース当初より好調な推移となったと報告しています。国内でも『クロノドラゴン ~ななつの光と太初の樹~』、『幕末Rock 極魂(アルティメットソウル)』などを配信。ブラウザゲームでは「VALKYRIE DRIVE -SIREN-(セイレーン)」のサービス開始や既存の各タイトルが底堅く推移したことも伝えています。コンシューマ事業については、ニンテンドー3DS向けに1作品、PS Vita向けに4作品、PS3/PS4向けに1作品の合計6作品の新作タイトルを発売。米国子会社Marvelous USA, Inc.にて、3DS『STORY OF SEASONS(牧場物語 つながる新天地)』のリピート販売、PS4/PS Vita『SENRAN KAGURA ESTIVAL VERSUS(閃乱カグラ ESTIVAL VERSUS -少女達の選択-)』の販売が好調であったため、過去最高益を記録しています。また、決算発表と同日に発表された「代表取締役の異動および役員人事に関するお知らせ」では既報の通り、日本マイクロソフト株式会社にてXbox事業のトップを務めていた泉水敬氏を副社長兼最高執行責任者(COO)に据えるとのこと。平成28年6月21日開催予定の定時株主総会およびその後の取締役会において正式に決議される予定です。なお、同社社外取締役を務めていた久夛良木健氏は、同株主総会の終結の時をもって、任期満了により退任することも明らかになっています。
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