Hello Gamesが手がける宇宙探索ゲーム『No Man's Sky』。先日コンテンツ追加の大規模アップデートを果たし、今後の展開にも再びの期待が集まる本作ですが、以前問題となった、Steamストアページに対する誇大広告の訴えにも明るい結果がもたらされたようです。この問題は、同作のゲームの実際の内容とSteamストアページに掲載されたスクリーンショットや動画・解説文の内容に著しい乖離・誇張があったとして、複数のユーザーから行われていた訴えに基づき、実績ある広告規制団体の英国Advertising Standards Authorityが調査を行っていたものです。調査は主にSteamストアページの映像とHello Gamesが提供するプレイ映像に対して、ゲームの実際のプレイスルー内で同様の事象が起こるかのチェックにより行われました。調査にあたっては、Hello Games自身により「大規模な宇宙戦」は発生しづらい事が認められたものの、同社はゲーム内で起こったその“まれ”な現象をASAに対し提供するなどの協力も行っています。また、「派閥間の闘争」についてはバックストーリーやゲーム内台詞中の示唆がそれを示していることと、派閥に対する評判を戦闘によって高める事ができる、といった説明もなされました。他にも、調査内では自動生成がもたらすゲーム性が、広告と完全に同じものをユーザー環境において再現することができない事を前提としつつも、多くの面について同じものや類似の事象をHello Gamesや第三者による提供資料より見つけることができたとしています。UI、岩の下を飛んでいる船や、動物による木々の倒壊などについては実際のものとは異なることが確認されましたが、それらはけして購入に対する影響を与えるものではないとして、ASAでは広告は“製品の最善の面を表現することを目指した”として「問題なし」の結論へと達したとのことです。なお、本問題とは直接の関連はありませんが、ValveはSteamにおいて「ストアページへの実際のゲーム上のスクリーンショット以外の掲載を制限する」ガイドラインを9月末に行われた“ディスカバリーアップデート”に際して制定しています。
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