
Soqui氏は「インテルはコンピューティングの進化と共に成長してきました。次なる進化はVRです」と話し、VRはクリエイターのポテンシャルを引き出し、無限の世界を作り出す事が出来るだろうとしました。それを象徴するような、クリエイターとのコラボレーションが新たに発表されました。

映画監督のエリザ・マクニット氏との新たなプロジェクト「Pale Blue Dot」は、1990年にボイジャー1号が約60億キロ彼方から太陽系を写し、地球が僅かなドットで描かれている同名の写真からインスパイアされたもので、VRで太陽系を散策するような体験ができ、同時に自分自身や地球の小ささを実感するようなものになるとのこと。マクニット氏は「非常に物語性の高いものになる」と話していました。


更に、映画監督のウィンスロウ・ポーター氏とミレカ・ゼック氏とのパートナーシップでは彼らの映画「Tree」をベースに、プレイヤーが巨大な樹となって、種から巨木までの成長と、取り巻く熱帯雨林の生態系を目の当たりにするような体験ができるVR作品を制作するとのこと。



また、インテルでは様々なスタートアップと協力しながら、スミソニアン・アメリカ美術館の貯蔵物をVR化する壮大なプロジェクトを展開中。VRでバーチャルな美術館を構築し、多数の収蔵物をスキャニングによって生成。誰もがいつでもアクセスできる美術館が作られているようです。VRLAのエキスポ会場でも披露されていましたので、チャンスがあれば詳しくレポートします。
Soqui氏が繰り返し述べたのは「クリエイターはイノベーター(革新者)である」ということ。インテルが推進してきたコンピューティング性能の向上は、まるで現実世界を再現するようなVRのレベルにまで到達し、その性能を活かしたクリエイティブが次々に生み出されていっています。インテルはその活動を支援しながら、更なるコンピューティングの高みを目指しているようです。