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ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、開催中のUnite Tokyo 2018において、VRオーサリングツール「Carte Blanche(カルト・ブランシュ)」のライブデモンストレーション発表を行いました。
同ツールは、プログラムができない人でもVRゲームを簡単に製作可能なオーサリングツール。実際のVR空間内でゲームオブジェクトの位置や大きさ、振る舞い・機能などのメタデータを持つ”スマートアセット”をVRコントローラーで直感的に配置や調整することでゲームが作成可能となるものです。
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ライブデモンストレーションでは、実際に、ゲームステージとなる島や橋、装飾オブジェクトである木、敵やプレイヤーキャラなどのスマートアセットを設置・設定、数分で完成したゲームをそのままプレイする様が披露されました。
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“プレイヤーが自由にゲームを創って遊ぶ環境をいかに実現するか”ということに主眼を置いて開発された本ツール。Unity Technologies社の副社長でResearch Labs所長のSylvio Dourin氏は、Unite Tokyo 2018基調講演にて、「Unity Labsのミッションは、次の10年でゲーム開発の仕方、 AI、ディープラーニング、グラフィックス、 VR/ARとストーリーテリングがどのように進化するかを探求し、ゲームがどのように創られ、遊ばれていくのかを根本的に変革することです。」とコメント。
Dourin氏は、また、未来予測の一つとして「“創る”と“遊ぶ”という、 2つの概念の間にある壁は今後消え去り、統合されて一つになっていくだろう」と語りました。
「Carte Blanche(カルト・ブランシュ)」は、2018年10月にプレビュー版がリリース予定。プレビュー版のリリースにあわせて、スマートアセットを作れるツールも公開される見込みです。