世界各国でギャンブル性が問題視されているルートボックス。イギリスの賭博規制委員会はルートボックスをギャンブルではないとする立場を取っており、現状で規制は行っていません。一方で同委員会の最新のデータによると、5万5000人の子供たちがギャンブルの問題を抱えているとされ、両親の知らないところで子供がゲームに課金するケースも多数見つかった、との調査結果も実例とともに伝えられています。
これを踏まえて、Murdoch氏は若い世代のギャンブル依存のきっかけとならないように、ルートボックスの販売に関してゲーム会社にいくつかの呼びかけを行いました。呼びかけた内容の概略は以下の通りです。
- 子供のギャンブルを助長するルートボックスの販売をやめる
- 利用限度額を定め、ゲームに多額の金銭をつぎ込むことを防止する
- ルートボックス購入前にアイテムの排出率を明示する
- ゲーム内課金のリスクについて、親の関心を高める
世界中で調査や議論が進められている問題だけに、各国での動きもゲーム業界の今後に関わるもの。以降の動向に注意していく必要がありそうです。