
ビデオゲームのデジタル保存を行う非営利団体「Video Game History Foundation」は、発売されず世に出ることのなかったMindscape開発のNES(海外版ファミコン)ゲーム『Days of Thunder』を復刻し、恐らく当時の開発スタッフ以外は見たことがないと思われる初のゲームプレイ映像を公開しました。
『Days of Thunder』はトム・クルーズ主演映画「デイズ・オブ・サンダー」をゲーム化したNASCARレーシングシミュレーション。今年の初め、開発に携わった故Chris Oberth氏の家族や友人らが1990年代のフロッピーディスクなどを発見し、Video Game History Foundationに調査を依頼したことでソースコードが見つかったそうです。

ソースコードからゲームを再構築するまでの作業はVideo Game History Foundationのサイトにて紹介されているので興味がある方は是非ご覧ください。また、Oberth氏の家族の許可を得てビルド可能なソースコードもGitHubにて公開予定とのことです。

実は『Days of Thunder』は1990年に発売されているのですが、そちらはBeam Softwareが開発した異なる内容の作品。何らかの事情でMindscape版がお蔵入りとなり、Beam Software版が発売されたようです。