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現地時間9月3日、Googleは連邦地方裁判所に、法廷において同社とEpic Gamesとの裁判を、AppleとEpic Gamesの裁判に関連付けることを控えるよう要請する抗議文を提出しました。
同社は「これら2つの裁判は要求されるべき確固とした同一性を欠く」とし、iOSの流通制度とGoogle Playのそれとが根本的に異なるものであるので、法廷で両者を混同しないよう求めました。「Appleは独自のアプリストアでしかアプリの販売を許可していない」と述べ、一方で「Androidは複数のアプリストアを保有して」、それらを通して開発者たちが「自社サイトからユーザーへアプリを販売する」ことが可能であると、Appleとの差異を明確化しています。
両社の差異はEpic Gamesとの裁判において重要な分水嶺となる可能性があり、今回の要請はEpic Games対Appleの裁判と自社のそれとの関連付けを避ける意図があります。「これらAppleとGoogleのアプリストアの根本的な差異は、両者の裁判の主張と弁護において大きな違いがあることを示す」と同社は主張しています。
Epic GamesはAppleに対するものと同様に、Googleに対しても「競争を阻害している」という批判とともに、同社アプリストア外での販売活動が不利になることを指摘して裁判を起こしていました。