開発中のPS5ホラー『Abandoned』について、小島秀夫監督や『サイレントヒル』シリーズとの関連を否定してきたBlue Box Game Studiosですが、開発者のHasan Kahraman氏が顔出しで噂を否定する動画を新たに公開しました。
本作は、2021年4月にPS5独占タイトルとして発表されたサバイバルホラーゲーム。『メタルギアソリッドV ファントムペイン』や『P.T.』発表時に架空のゲームスタジオのタイトルとして映像を公開するという手法がとられていたこともあり、本作も同じく小島監督が秘密裏に開発に関与しているのではないかと発表後すぐに噂されていました。しかし、Blue Box Game Studiosは公式サイトでこれを否定。事態は収束に向かうかと思われました。
ところが、その後もリアルタイムにPS5上で描画するという異例のトレイラー配信が予告されたことなどにより、小島監督の関与を期待し続けるユーザーも。
Redditにおいても議論は過熱。Kahraman氏と小島監督のイニシャルがH.K.で同じ、Blue Box Game Studiosの設立は小島監督がコナミを退社した時期と一致する、『Abandoned』トレイラー49秒頃に登場する壁の落書きでPとTの文字が木の陰になっているなどといった考察が行われていました。
そして、6月15日頃に公式Twitterアカウントが「Abandoned=(First letter S, Last letter L)」と投稿した(現在は削除済み)ことにより、本作は『サイレントヒル』に関連しており小島監督が関与してるのではないかとの噂が再燃しました。
これに対し、Blue Box Game Studiosは該当ツイートを削除し、誤解を招いたことを謝罪するツイートを投稿済み。しかし、それだけでは過熱した議論は収まらないと判断したのか、実在の人物だと証明するためとしてKahraman氏が顔出しで改めて噂を否定する動画を公開するに至りました。
動画内でHasan氏は「私は小島監督とは無関係で代役でもない。『サイレントヒル』開発にも関わっていない。顔を見てもらって実在する人物だと示したかった」と説明。また、近いうちにユーザーからの質問に回答する配信を行いたいとしました。
発表以来、噂が絶えない『Abandoned』。今回の動画とQ&A配信の実施により今度こそ事態は収束に向かうのでしょうか。