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PS5/PC向けソフト『Black Myth: Wukong(黒神話: 悟空)』の開発を手がけた中国のGame Scienceは、マーケターであるHero Gamesを介して、同作のゲームキーの提供を受けたインフルエンサーやコンテンツクリエイターに注意文書を出していたと、VideoGames.siなど一部海外メディアが報じています。
フランスのコンテンツクリエイター/ジャーナリストであるExServ(Benoit Reinier)氏が自身のBlueSkyにて明らかにした文書では、ゲームキーの提供を受けて『黒神話: 悟空』をプレイし、何らかのコンテンツを作成する際は「他のインフルエンサーを侮辱すること」、「攻撃的な言葉/ユーモアを使用すること」、「政治、暴力、ヌード、フェミニストのプロパガンダ、フェティシズム化、その他の否定的な言説を扇動するコンテンツを含めること」を含む発信はできない、と書かれています。
さらに「検疫」、「隔離」、「covid-19」などの単語の使用や、中国のゲーム業界に関する政策に言及することも禁じられています。
この文書については、ジャーナリストのPaul Tassi氏も「本物である」と発言していますが、社外広報を通じてメディア等に送られた同様のレビューガイドラインには、上記のような内容は含まれていなかったとも報じられています。GameIndustry.bizによる取材にGame ScienceやHero Gamesはコメントしておらず、現時点で真偽は不明のままです。