気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Pine Studio開発、PC/Mac/Linux向けに10月19日にリリースされた脱出ゲーム『Escape Simulator』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、その名の通り「脱出ゲーム」。プレイヤーは密室の中にある手がかりを探したり、アイテムを組み合わせたりしながら、巧妙な謎を解いて密室から脱出することを目指します。ルームエディタも搭載。詳しいゲーム内容が気になる方はプレイレポをご覧ください。日本語にも対応済み。
『Escape Simulator』は、1,520円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。
BorisPine StudioのBorisです。私たちはクロアチアのこじんまりとしたゲームスタジオで、面白いパズルゲームの開発に夢中です。私たちの特に有名なゲームは、『Faraway: Puzzle Escape』と『SEUM: Speedrunners from Hell』ですね。
――本作の開発はなぜ始まったのですか?
Boris私たちは2012年にゲーム開発を開始したのですが、その時に小規模な脱出ゲームをいくつか作っていました。その数は40以上にもなり、自分達としてもこのようなゲームを作るのが得意になってきたのです。そして、私たちは「究極の脱出ゲーム」を作りたいと思い、本作を作ることとしました。
――本作の特徴を教えてください。
Boris本作はおそらくSteam上で最も野心的な脱出ゲームです。1人でも遊べますし、オンライン協力プレイも可能です(最適なのは2~3人ですが、それ以上でもプレイできます)。プレイヤーは移動し、調べて、あらゆるものを投げて破壊できるのです!また、本作にはシンプルながらパワフルなルームエディタが搭載されていますので、自分で好きなようにルームを作り、オンラインでシェアできます。すでに素晴らしい本作のコミュニティが作った500以上のルームがありますよ!
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――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?
Boris男女問わず、16歳~40歳ぐらいの方々に本作を楽しんでいただいているようです。その多くはリアル脱出ゲームを遊んだことがある人で、デジタルの世界でも友達と一緒に謎を解いて、脱出する感覚を体験したいようです。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Borisリアル脱出ゲームから本作は影響を受けています。あのリアルな感じを本作でシミュレートしたいと思ったのです。
――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?
Boris新型コロナによる影響はまったくありませんでした。すでにおよそ2年間、私たちはずっとリモートで開発を行なっていますし、すべてスムーズに進んでいますよ。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Borisはい、どちらも大丈夫です。する際には、ぜひリンクを私たちのDiscordやTwitterに貼ってください。しっかりと見させていただきます!(笑)
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Boris日本のプレイヤーの皆さんに感謝を述べさせてください。ありがとうございます!
――ありがとうございました。
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本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。