コジマプロダクションは、小島秀夫監督が文化庁の「令和3年度(第72回)芸術選奨文部科学大臣賞」メディア芸術部門で受賞したことを発表しました。
これは昭和25年から毎年度開催され、芸術各分野において優れた業績や新生面を開いた人物に対して贈られるもの。小島監督は『DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT』の成果によって大臣賞に選出されています。選考経過や細則、他部門の受賞者などの詳細は文化庁の公式ページをご覧ください。
贈賞理由
『DEATH STRANDING』は、規模の大きさ、作り込みの深さ、クオリティの高さは、もちろんだが、その上で作家性が発揮された「顔」の見える作品であることに感動するのだ。大災厄によって崩壊したアメリカを舞台に「運び屋」となって分断された社会を繋(つな)げていくというミッションと、オープンワールド上で見えない誰かと間接的に協力するメカニクス。インタラクションのダイナミズムを、戦いではなく、繋がり(ストランド)によって体現させた。1987年の「メタルギア」から一貫して、既存のセオリーを超えるゲームでありながらゲームでのみ可能な方法で世界を示し続けてきた小島秀夫氏だからこそ到達できた境地である。
なお、記事執筆時点(2022/03/09 17:30)で、小島秀夫監督は自身のTwitterにて受賞されたことを報告するコジマプロダクションの投稿をリツイートしていますが、コメントは行っていません。