サイバーパンク2Dアクション『SANABI』―韓国が舞台だが、日本文化からインスピレーションを受けた点も【開発者インタビュー】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、WONDER POTION開発、PC向けに6月21日に早期アクセスが開始されたサイバーパンク2Dアクション『SANABI』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、ロープを使ったスイングアクションが特徴のサイバーパンク2Dアクション。ディストピアを舞台に、天井や壁にフックを引っ掛け、ロープで縦横無尽に飛び回りながら敵の攻撃を避け、戦います。重厚なストーリーも特徴。日本語にも対応済みです。

『SANABI』は、1,520円（7月8日までは10%オフの1,368円）で早期アクセス配信中。

――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか？

Seunghyeon You氏（以下Seunghyeon）：Wonder Potionのチームリーダー、Seunghyeon Youです。現在私たちは、韓国を舞台としたサイバーパンク2Dアクションである本作の開発を行なっています。私の一番好きなゲームはValveの『Portal』ですね。

――本作の開発はなぜ始まったのですか？

Seunghyeon：私は子供の頃、シューティングゲームの『Worms』をたくさん遊んでいました。その中でも「ニンジャロープ」というアイテムが大好きだったのです。このアイテムにそれほど重要な役割はないのですが、様々な使い方ができました。ここから、ロープがメインとなる2Dアクションを作って見たいというアイデアが生まれ、本作が誕生したのです。

――本作の特徴を教えてください。

Seunghyeon：大きく3つあります。「綺麗なピクセルアート」「スタイリッシュなスイングアクション」そして「様々なカットシーンが入った引き込まれるストーリー」です。

――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか？

Seunghyeon：主なターゲットは2Dアクションというジャンルが好きなプレイヤーの方々で、特に豪華なアクションゲームが好きな人たちに遊んでみていただきたいですね。

――早期アクセスはどれぐらいの期間を予定していますか？今後どのような要素が追加されるのですか？

Seunghyeon：4ヶ月から5ヶ月を予定しています。正式版では、追加ストーリー、追加ステージ、さらにコレクション要素を導入する予定です。

――早期アクセスとしてリリースしてみた感想を聞かせてください。

Seunghyeon：早期アクセスという段階だというのに、予想以上に素晴らしいレビューをいただき、本当に驚いています。すべてのレビューをしっかりと受け止め、本作の残りの作業を進めさせていただきます。本作のために時間を使っていただいたすべてのプレイヤーの方々に感謝申し上げます！

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか？

Seunghyeon：パンデミックの当初、オフィスに集まって開発に専念するのは難しかったですが、今ではこの状況にも慣れ、本作もついにリリースすることができました！

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか？

Seunghyeon：もちろんです！どのような形の配信もレビューも大歓迎です。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Seunghyeon：皆さん、こんにちは！本作は韓国をテーマとしたサイバーパンクタイトルですが、日本文化からもインスピレーションを受けています。皆さんのサポートに感謝いたします。私たちのこれからにもぜひご期待ください！

――ありがとうございました。