ブリザード・エンターテイメントのキャラクターアーティストで『オーバーウォッチ』にも携わっているDanzig氏を中心にして、ゲーム開発者による“罪”の告白が集まっています。
発端となったのは何かと話題のTwitter社の現状。夜も明かりの消えない本社の様子を憂いたDanzig氏は、彼らへの励ましの一環とするためか、ゲーム開発者の“罪”を共有する提案をツイートしました。もちろん自らの罪も真っ先に告白しており、古いプロジェクトでネットミームのイースターエッグを隠したは良いものの、あまりに巧妙であったために現在まで見つけられていないといいます。
このツイートに多くのデベロッパーが反応し、多くの手抜きや失敗、イースターエッグの告白が集まりました。『Valheim』のVFXアーティストによる電灯の天井との接続部を漂白剤の底で代用するといった賢いアイデアや、『Dishonored』においてフレアランチャーがいくつかのオブジェクトを組み合わせたその場しのぎの出来のままチェックを免れて実装されてしまったこと、日本未発売の『Rayman Raving Rabbids 2』にて急ぎのスケジュールに間に合わせるためにプレイヤーにランダムにポイントを与えるだけのミニゲームを実装していたという笑い話など、このような機会で無ければなかなか聞けない話の数々が明かされています。
熱心に働くことはもちろん大切ですが、賢く手を抜くことも時には重要なのかもしれません。存続が危ぶまれるTwitter社にもこのエール?が届くことを願います。ツイートツリーには他にもから意図的にクリア不可能としたエンドコンテンツやクレジットカード情報をそのままテクスチャに利用してしまった話などから紹介しきれない告白の数々が寄せられています。