
2024年12月13日(金)、秋葉原UDXにてLive2D社が主催するLive2Dの祭典「alive 2024」が開催され、多くの来場者を迎えました。
「Live2Dクリエイターのキャリアと、お仕事の幅を広げる考え方」というタイトルでセッションを実施したのは、多くのLive2Dクリエイターを抱える制作スタジオ「2DCG PlaNetStudio」です。
2DCG PlaNetStudioはクリーク・アンド・リバー社が発足した「C&R Creative Studios」に参加する制作スタジオのひとつで、開発・制作のほかにもクリエイターのキャリア支援をおこなっており、今回のセッションもその知見を活かした内容となっていました。
本稿ではそのセッションで語られた内容をレポートします。

自分の「原動力」と「武器」を見つめることが第一歩
2DCG PlaNetStudioには多くのクリエイターが在籍していますが、登壇者の佐口裕太郎氏や木村蘭氏のように会社にずっと在籍してキャリアアップする人もいれば、より理想に近づくために独立したり転籍したりする人もいます。その輩出先の一例が、大手ソーシャルゲーム企業、老舗コンシューマー企業、大手VTuber企業などです。
今回のセッションでは、これからLive2Dクリエイターをめざす学生や今後のキャリアについて考えるクリエイター向けに、「長く活躍するクリエイターになるために大事なこと」を実例を交えながら教えてくれました。

Live2Dクリエイターと言っても働き方に特別なものはなく、2DCG PlaNetStudioのような企業に所属して社員として働く人もいれば、フリーランスとして働く人もいます。どちらも配信者などの個人から依頼を受けたり、ゲームの開発会社やタレント事務所を通じて仕事を受注したりします。
そういった働き方の中で、おそらく誰もが考えることになるだろう「今後のキャリア」について、登壇者の佐口氏と木村氏は、「長く活動するためにはキャリアについて考えることがまず必要」だと語りました。

例えば一般職から専業のLive2DクリエイターになったK氏(仮称)は、「自分の原動力はなにか?」をつねに優先して進む道を考えているそうです。