「リック・アンド・モーティ」で知られるクリエイター、ジャスティン・ロイランド氏がDVや不法監禁で訴訟された後、『HIGH ON LIFE』の開発スタジオであるSquanch Gamesから退社したことがわかりました。
ジャスティン・ロイランド氏は13日の報道で、過去に交際していた女性から家庭内暴力や不法監禁によって、2020年1月に刑事告訴されていたことがわかりました。その後ロイランド氏は逮捕され、2020年8月に5万ドルの保釈金で釈放、2020年10月に無罪を主張したといいます。
裁判記録によると、ロイランド氏は100フィート(約30メートル)以内に近づかないこと、所持している銃器を放棄することを求められました。この出来事は長らく公に報じられておらず、詳細は不明なことが多いという状態です。
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そんな中、ロイランド氏が共同設立者であった『HIGH ON LIFE』の開発スタジオ・Squanch Gamesは、1月16日付でロイランド氏がスタジオを退社したことを発表しました。同氏の退社後もゲーム開発は継続され、『HIGH ON LIFE』のサポートも継続して行われるとのことです。
あわせて、同スタジオが過去にハラスメントで訴えられていたこともわかりました。スタジオに務めていたデザイナー、サラ・ドゥカコス氏が2018年に代理を通じて起こした訴訟は、当時のテクニカルディレクターであったジェフ・ディクソン氏から、セクシャルハラスメントや差別を受けたと主張するものです。
さらに、共同設立者であるターニャ・ワトソン氏に被害を訴えたものの、対処されるどころか業績不振を理由に解雇。ワトソン氏の圧力によって、退職金の一部として責任免除にサインさせられたと述べています。
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スタジオは当初訴えを否定したものの、その後和解したとのことです。ロイランド氏のDV報道とあわせて、Squanch Gamesの労働環境・文化に疑念の眼差しが向けられています。