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韓国の高陽(コヤン)市は、大規模都市開発の一環としてGoyang Global IP City Project(高陽市グローバルIPシティプロジェクト)の取り組みを発表しました。日本のエンターテインメントプロデュース会社・NAITY(ナイティ)、韓国のIT開発会社COARSOFT(コアソフト)と提携した日韓IP制作委員会を設立し、2国で歩みを合わせてのIPグローバル展開を目指します。
2,400のエンタメ企業が集う、高陽市をあげてのプロジェクト
8月6日、東京・渋谷のShibuya Sakura Stage内「404 Not Found」でプロジェクトの発表会が行われ、発表会に合わせて来日した高陽市長のイ・ドンファン氏が登壇しました。
ドンファン氏は「日本は『スーパーマリオ』、『ポケモン』、『サンリオ』など、国境を越えて多くの世代に愛され続けているIPを持つコンテンツ強国です」と韓国から見た日本のエンターテイメント業界を語り、同時に韓国もK-POP、韓国映画、Webtoonなどのさまざまなコンテンツ、文化を世界に発信していると挨拶しました。
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高陽市は放送・映画・出版・マンガなどさまざまなエンターテイメントに類する2,400あまりの企業が集まっており、韓国の主要放送局が集まる拠点として放送映像メディアコンテンツ産業や医療バイオメディカル産業へのエリア開発を進めています。
Goyang Global IP City Projectは新たな作品を生み出す会社を応援する拠点となるべく始めたもので、IPやコンテンツが集合する複合施設を計画中です。
グローバルに展開しているIPが集まるだけでなく、クリエイターと共に新たなIPを生み出していける環境を用意するためには隣国のIP大国である日本との連携が必須であり、日本の各会社とぜひ連携をしていきたいとしました。
IPの発掘・育成・拡散からユーザーによる消費をも内包するグローバルIP施設を展開
続いて、高陽市産業振興院長のハン・ドンギョン氏が登壇し、2026年度に竣工予定の「IPコンテンツクラスタ」を紹介しました。