ネクソンは過去最高売上収益も計画は未達、新作『The First Descendant』失速で【ゲーム企業の決算を読む】 | GameBusiness.jp

ネクソンは過去最高売上収益も計画は未達、新作『The First Descendant』失速で【ゲーム企業の決算を読む】

人員強化とタイトルの集中を進めた先で、更なる高収益化を実現できるのか。今期は山場となりそうです。

企業動向 業績
ネクソンは過去最高売上収益も計画は未達、新作『The First Descendant』失速で【ゲーム企業の決算を読む】
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ネクソンの2024年12月期(2024年1月1日~2024年12月31日)の売上収益が過去最高を更新しました。

一方、通期計画で掲げていた下限の売上収益は未達。営業利益も予想を下回りました。2024年7月にリリースした『The First Descendant』は北米や欧州で好調だったものの、4Q(2024年10月31日~2024年12月31日)に失速したことなどが原因です。。

2025年12月期は1Qに『アラド戦記』の派生タイトルである『The First Berserker: Khazan』のリリースを控えており、上限で1割程度の増収を見込んでいます。

『Wakerunners』は開発中止か?

2024年12月期の売上収益は前期比5.4%増の4,462億円、営業利益は同7.8%減の1,241億円でした。営業利益率は4.0%低下して27.8%となりました。ネクソンは前期の2023年12月期において、20周年を迎えた『メイプルストーリー』の大型アップデート、『EA SPORTS FC ONLINE』の刷新、『Wars of Prasia』のリリースが重なり、2割の増収、3割の営業増益となっていました。

今期はその反動とも言えるもの。ただし、2024年5月に強力なタイトルである『アラド戦記モバイル』を中国でリリースし、新規のIPである『The First Descendant』を世界同時発売しています。特に4Qにおいては力強さに欠ける内容であったことは間違いないでしょう。

決算短信より筆者作成


《不破聡》

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